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つわりは重症化する可能性がある?治療はできるの?

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/09/12

重症化する可能性があるつわりは、妊娠5~18週頃まで症状が続くといわれています。悪心からくる嘔吐の影響で、食事と水分が補給できなくなり、栄養状態の悪化と脱水を招きます。一時的な症状とはいえ、胎児と母体に及ぼす影響はとても大きいので、心と体のバランスを保てる生活を送れるようにしましょう。

妊娠悪阻とつわりは違う?

明確な違いはありませんが、一般的につわりが悪化したものを妊娠悪阻といいます。

妊娠悪阻とは

つわりが重症化したものを妊娠悪阻といいます。悪心が続くことにより嘔吐を繰り返します。食事や水分を補給しても嘔吐してしまうため、必要な栄養が体内に吸収されず、栄養失調のような状態になってしまいます。原因ははっきり分かっていません。ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、心理的ストレスが原因ともいわれています。

つわりとの違い

症状は、吐き気、嘔吐、食欲不振、食べ物の好みの変化、においに敏感になる、強い眠気、イライラ、頭痛です。妊婦さんのなかには、電車で座っているときに隣に座っている人の洗剤のにおいで気分が悪くなったり、それまで好んで食べていた白米が食べられなくなったりするなどという症状があります。

症状が出現する時期は、妊娠5週~18週頃までです。ただし、つわりは必ずこのような症状が出現するとは断言できません。個人差があります。また、つわりは妊婦さんの50~80%に見られる症状なので、全員がつわりを経験するわけではありません。

そして、妊娠悪阻との明確な違いはありません。妊娠悪阻、つわりのどちらも妊娠初期症状に発生するものです。ただし、つわりの症状が重症化したものを妊娠悪阻ということが多いです。つわりの症状が出ている妊婦さんで、5%以上の体重減少と脱水症状が認められる場合は妊娠悪阻に分類されます。

妊娠悪阻の症状

脱水症状と栄養代謝障害が発生します。繰り返し発生するつわりで、食事や水分を補給できなくなることによる栄養失調のような状態です。主な症状は、極端に続く嘔吐、脱水、尿中ケトン体陽性、5%以上の体重減少です。

嘔吐を繰り返すことで食事や水分の補給が制限されます。それにより脱水になります。それでも体はエネルギーを発生させないと生存できないので、体内の体脂肪を分解してエネルギーに変えます。

ケトン体が体外に尿として排出されている状態は、体に栄養が届いていないサインです。体脂肪を分解してエネルギーに変える状態が続くと、次は筋肉を分解してエネルギーに変換するようになるので、ますます健康状態が悪化してしまいます。その結果、体重減少の症状が出現します。

重症化した妊娠悪阻の症状

肝機能、腎機能、脳神経などに障害が起きてしまう可能性があります。また、後遺症や命に関わる危険性もあるので、早急に治療することが必要です。

主な症状として、電解質異常、一過性甲状腺機能亢進症、意識障害、肝機能障害、腎機能障害、脳神経障害です。内臓や脳にダメージが与えられるので、母体のみならず胎児に与える影響も大きくなります。

妊娠悪阻はどうやって診断される?

産婦人科やクリニックなどの検査を受診します。

診断方法

問診と検査の2つの方法で診断されます。検査では、脱水の有無、血液検査、尿検査、腎機能検査が行われます。妊娠悪阻と診断されがちな甲状腺の病気や消火器疾患などが隠れていないか検査することもできます。

つわりを重症化させないためには?

何よりも体内に栄養を行き渡らせるようにしなければいけません。栄養状態が悪いとメンタルにも影響が出てきます。心と体のバランスが保てなくなるととても辛いので、早期に症状の進行を止めましょう。

必要な対策

まずは、これ以上症状を進行させないことが大切です。そのためには、栄養失調の状態と脱水の状態を防ぎます。対策として、心身のストレス解消、まとまった食事は避けて小分けにして食べる、意識的な水分補給です。

まず、心身のストレス解消ですが、家庭や職場でのストレスが体調不良の原因となっている場合があります。体調が思わしくないのに仕事で無理をすると、心と体はいつも疲れてしまっています。よく寝てゆっくり過ごせる時間を設けるようにしましょう。

また、家族仲がよくないと心理面で悪い影響を与えます。夫婦カウンセラーやアドバイザーに話を聞いてもらうとよいでしょう。

次に、まとまった食事は避けましょう。1日3食では1食で量をたくさん食べることになります。しかし、量を食べられないので、5食や6食に分けて食べるようにするとよいでしょう。

そして、水分はこまめに摂るようにします。喉を潤す程度でも構わないので、一度にたくさんの水分を摂らないように気を付けましょう。

まとめ

栄養状態が思わしくない状態が続くと、体は生き延びようとして体内の体脂肪や筋肉を分解し始めます。そこからエネルギーを発生させようとするので、体力が徐々に奪われてしまいます。

出産は体力勝負です。その後の育児も同じく体が資本なので、妊娠悪阻の症状が出現したら早めに対策するようにしましょう。この際、自分または夫婦だけで悩むことなく、クリニックや病院のカウンセラーなどに相談するなどしてみるとよいでしょう。

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